老年期のお悩みについて
閉経後の女性には、加齢による女性ホルモンであるエストロゲンの分泌低下、筋力の低下が起こります。
こうした慢性的な低エストロゲン状態の持続と、老人性の退行性変化が重なることで萎縮性腟炎・排尿障害・骨盤臓器脱といった症状が出てくることがあります。
排尿障害
排尿障害とは
尿の勢いが弱かったり、力まないと出ない、あるいは、途中で尿が途切れたり、残尿感があったり、主に尿の排出が困難という症状です。
こんなお悩みはありませんか?
- 尿が出にくい(排尿困難)
- 尿がもれる(尿失禁)
- 尿が出る回数が多い(頻尿)
- 尿が出る時に痛い(排尿時痛)
排尿障害の原因
- 過活動膀胱
- 膀胱炎
- 加齢・便秘・肥満による骨盤底筋群の弛緩
- 子宮がんの手術後の膀胱周囲の神経機能低下
診断について
尿検査や症状の問診により診断いたします。
治療について
当院では薬物療法を行っております。手術などの治療が必要な場合は他院へご紹介させていただきます。
骨盤臓器脱(子宮脱など)
加齢による筋力の低下により臓器を支えられなくなり、子宮などの骨盤周辺の臓器が膣外に出てきてしまう病気です。放っておいても治ることはないため、適切な治療が必要となります。