PMSや生理痛など月経のお悩み

PMS

PMSとは、Premenstrual Syndromeの略で、月経前症候群ともいいます。
月経3〜10日前までに精神的、あるいは身体的症状があらわれ、月経発来とともに減退・消失します。
主にイライラ、怒りっぽい、抑うつ状態、乳房痛や頭痛、水分貯留症状(顔面・四肢の浮腫)などの症状が見られます。

【画像】PMSに悩む女性

月経困難症・生理痛

月経に付随して起こる病的な症状のことで、日常生活に支障をきたし治療の対象となる場合に月経困難症と診断されます。
症状自体は、月経直前あるいは開始とともに発現し、月経終了前あるいは月経終了とともに消失します。
機能性(原発性)月経困難症と、器質性(続発性)月経困難症に分けられます。

  • 機能性月経困難症
    骨盤内に器質的な疾患はないが、月経困難症を伴うものをいいます。
    好発年齢は10代後半〜20代前半以降です。
  • 器質的月経困難症
    子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などが原因となって、月経困難症を引き起こす疾患です。
    30歳以降によく見られます。

生理不順

生理の周期が通常25~38日間の周期よりも、早かったり遅かったりすることを生理不順といいます。
月経周期が24日以内の場合は頻発月経、39日以上3ヶ月以内のものを、希発月経といいます。
生理不順における原因の多くは、急激なダイエットやストレスによってホルモンバランスが乱れることです。
そのほかにも、睡眠不足や不規則な生活、婦人科疾患が隠れている場合もあります。

【イラスト】生理周期

生理移動

生理移動のピルを、旅行や大事な試験などの前に服用することで、生理日を早めたり遅らせたりすることが可能です。

エストロゲンとプロゲスチンの2種類のホルモンからなる経口避妊薬(低用量ピル)を毎日1錠ずつ服用します。

【画像】ピル

リスク・副作用

  • 服用開始1〜2週間後くらいまで悪心や少量の性器出血をきたすことがあります。
  • 稀に血栓症の副作用があります。

費用(税込)

診察料2,200円(自費診療となります)
お薬代110円(1錠)×日数分

低用量ピルの処方

ピルとは、女性が避妊の目的で使用する薬剤のことをいいます。
避妊以外の効果として、月経前症候群の軽減・改善や、月経困難症の軽減・改善があることがあげられます。

子宮内膜症